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開発担当者からご挨拶

河合一徳 kawai ittokuプロフィール

開発部部長 河合 一徳 Itoku Kawai
1954年3月18日生まれ
洗足学園音楽大学/管楽器科卒業

わたしは学生時代を通してトランペットを学んで参りました。
卒業後はリードを専門に扱う貿易会社に勤め、同社ショールームのマネージャとして20年ほど働いて参りました。

もっと音色のよいリードを
在職中には、リードの販売はもとより管楽器の修理の仕事にも携わり、演奏家の方々のご意見を直接伺いながら、管楽器の構造を一から学ぶ機会にも恵まれました。
この時の経験がフォレストーンジャパンの礎になったものと自負致しております。
その間、多くの演奏家の皆さん方が『もっと音色の良いリード』をと、求めておられるという事実に直面したのであります。
なぜ、リードの質は上がらないのか?
私は常々『何故、リードの質が上がらないのか?』この単純な疑問を抱き、リードメーカーに度々演奏家のご要望をお伝えしたのですが、一向に改善が図られませんでした。
自社にも改善するよう提案致しましたが、貿易会社でもあり商品開発には消極的でした。
そこで私自身がより良いリードを開発するしかない、自分自身で開発しようと決意いたしたのであります。
6種類のブランド全てを徹底的に調査研究
そして、私が最初に着手したのはリードの構造的な研究でした。
公共機関の神奈川産業研究所において、音の波形や弾力性など、リードの構造をあらゆる側面から科学的に分析したのです。
市販されている6種類のブランド全てを徹底的に調査研究した上、独自により良い構造を解明し、最適なデザインを設計するまでに2年の歳月を要しました。
デザインが出来上がると、実際に加工するための金型と材質が問題となりました。
材質については考えの及ぶ、ありとあらゆるものを使用してリードを製作いたしましたが、どれも満足のいくクオリティには達しませんでした。
パルプと樹脂を合成した素材
そんな或る日、某材料会社の開発された新素材に巡り会いました。
それはパルプと樹脂を合成した素材でして、これを利用してリードを試作しましたところ、大変音色の良いリードが生まれました。
早速、本格的な開発を行うべく同社に共同開発を申し入れました処、同社から直ちに快諾いただきました。
竹を練り込む技術が私たちの特許です。
竹を練り込む技術が私たちの特許です。
特に材料の創り込みに当たっては温湿度や合成比の調整が非常にデリケートであり、技術的に完成させるまでに相当な歳月が掛かりました。
完成したリードの先端は0.1mmの厚さに固定されています。

完成したリードの先端は0.1mmの厚さに固定されています。
当初、金型加工の限界は0.6mmまでということで、製造の段階で技術的に不可能と言われておりました。

しかしながら、金型の開発メーカーである喜務良工業㈱殿の多大なご尽力の下、幾多の改良を積み重ね0.1mmという厳しい基準値を実現することが出来ました。

 

以上がフォレストーンリード開発に当たっての経緯であり、私なりの歴史でもあります。

 

『本当に音色の良いリード』を捜し求めて30年、長い年月と多くの皆様方のご協力があって、このフォレストーンリードという素晴らしい商品が誕生いたしましたことを心底から喜ぶと共に開発に関係された多くの皆様方に衷心から感謝申し上げる次第であります。

 

長年の研究成果の自信作を皆様方と共に味わえますことを心から願い、挨拶に代えさせていただきます。

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